私には、青春なんてないと思ってた。
特に中学生までは、
私には青春なんて来ないと思ってた。
もう二度と、心から笑うことなんてないと思ってた。
Smile Again
っていう、小学生の頃「みんなのうた」に載ってた歌を口ずさんでは、本当に今の自分のようで、でも、私にはこんな明るい未来は想像もできないな、
と思っていた。
「自分がとてつもなく、ちっぽけに見えることがあるよね。自分だけが悪者みたいに思える時があるよね。もう二度と、心から笑えなくなるんじゃないかと、怖くなるくらい悲しく思える時があるよね。」
「優しい言葉なんて役に立たないことがあるよね。自分だけで闘わなくちゃいけない時があるよね。辛いこと乗り越えて、いつか見えてくるものがあるよ。そしたらあなたは、今より、もっと素敵になってる。」
この歌に、救われたのか、苦しめられたのか。
口ずさんでは1人で号泣したこともあった。
でも高校生以降、これまでに
たくさんの出会いをして、
たくさんの気の合う仲間に恵まれて、
たくさんの感謝が生まれ、
たくさんの幸せを感じ、
前より自分を好きになれた。
でも、どうしても癒えない心の古傷がずっと残っていて、
もう終わったことなのに時々、まだ続いているような気がしてしまう時がある。
あの頃の自分を知らない、今いる周りの人達も、あの頃にいた周りの人達と同じように、自分を嫌っているって勘違いする時がある。
それで、気心知れた人のはずなのに、
また人見知りして、振り出しに戻ってしまうような感覚がする時がある。
この古傷を、
誰にも話したことはない。
唯一、当時の私の状況を知っている友達はいる。
でも今後も、自分からこの古傷を誰かに話すことはないだろう。
それが例え、生涯を共にするパートナーであっても。
ただ、少しだけ、知って欲しい気持ちもなくはない。
だからここに書いた。
誰が見るかも分からないここに吐き出した。
私は今、とっても幸せです。
だから、大丈夫です。
長い文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。
たまには心の内を、ね。